世界の果ての育児と家事

34歳オタク主婦の2歳児育児と家事。

大人の読書感想文「よるくま」(エロい話じゃないよ)

「よるくま」という絵本を読みました。

よるくま

よるくま

 

友達に出産祝を贈ったらそのお返しとして、息子用にプレゼントしてもらえたからです。 

この本はよるくまと男の子が主人公の物語です。よるくまは夜中に目覚めたらいなくなっていたお母さんを探しに、男の子の家にやってきます。男の子はよるくまのお母さん探しをお手伝いします。

この本を読んで一番心に残ったところは、いくら探してもお母さんが見つからないので、よるくまが泣いてしまうところです。

この部分を読んで、自分が小さかった頃、よるくまと同じように、夜目が覚めたらお母さんがいなかった時のことを思い出したからです。

もう25年以上昔のことで、当時のことはよく覚えていません。恐らく兄と父も一緒に寝ていたはずなのですが、当時の私は母でなければ不安は拭い切れなかったのでしょう。確か、不安なまま泣いている内にまた寝てしまい、朝になって目が覚めると「一晩中ドライブしていた」と言って母は帰宅していました。

この記憶と同時に思い出すのが、母が父に言っていた「あたしゃ女中じゃないんだよ!!!」という台詞です。夜中に母がいなくなっていた時とは別の時だと思いますが、これも定かではありません。*1

 

大人になってから母に、夜中にいなかった時のことを尋ねたことがありました。すると母は「お父さんと喧嘩して家出してたのよ」と言いました。

女中じゃないんだよ!」という台詞と過去の記憶が繋がった瞬間でした。

 

私の実家は二世帯住宅でした。世間一般に最もよくあるタイプと思われる、父方の母(私からすると祖母)と同居、親子四人+姑というパターンで、母と姑の仲はあまり良くありませんでした。直接喧嘩しているところを目の当たりにしたわけではありませんでしたが、私自身も中学生になる頃には祖母に対して批判的な視線を送っていたことを覚えています。私が批判的になっていたのはおそらく、母から祖母に対する愚痴を聞かされていたからでしょう。これも記憶が定かではありませんが……。

 

息子を産んでから、母と直接会話する機会がかなり増えました。孫の顔を見るためといってちょくちょく私の家に来るようになったためです。こちらとしても、密室育児になりがちな、乳幼児を抱えた専業主婦家庭に遊びに来てもらえるのは助かります。

 

そして最近になって、「夫の実家に同居することになった嫁」が受けた驚くべき仕打ちを耳にすることと相成ったのです。

兄嫁の実家に「神棚を置け」と指示する弟

先ほど実家が二世帯住宅と書きましたが、実は更に、私が物心つく前に独身の叔父が同居していたそうです。叔父は心臓病でもうこの世を去っています。

その叔父は、母の実家に神棚が無いのを見て神棚を置いた方がいいと強固に主張したそうです。思い出してみれば、母の実家にあった神棚は後から取ってつけたような不自然な位置にありました。兄嫁に限らず他人の家の中身に口出す根性がすごい。

しかしよく考えてみれば兄嫁の実家に弟がいるシチュエーションというのもよく分かりませんが……両家顔合わせを母の実家でやったということなのでしょう。多分。

「友達が来るからサラダを作ってくれ」と図解して兄嫁に要求する弟

同居し始めると基本的に炊事掃除洗濯等、日常の家事の大半は母の仕事になったそうです。

そして叔父はある日、母に「友達が来るからサラダを作ってくれ」と言って、トマトやレタス、キュウリなど、どのような具材を入れて欲しいかわざわざ絵に描いて依頼してきたとのこと。

前菜から主菜まで全て任されたわけじゃないならいいじゃないかと思わなくもないですが、それにしてもいちいち絵に描いてくるところがすごい。

 

その他にも母は、車が運転できるから親戚のタクシー代わりにされそうになったりいろいろいろいろあって、「嫁は嫁ぎ先の女中なのか」と思うことが多々あったようです。そして女中じゃない!!と叫んだり夜中に家出したりすることになったらしい。

 

大なり小なり、この手のことはいろんなご家庭で発生していることだとは思います。今自分は心身ひん曲がることなくすくすく子育て出来てるし、母も大変だったんだろうし、昔夜中に置いてけぼりにされたことを今更とやかく言うつもりはありません。

 

よるくま

よるくま

 

ただ、私はこの本を息子に読み聞かせる時いつも、あの母がいなかった夜を思い出して泣いてしまいます。

息子には似たような思いはさせたくないなと思う。

さみしい思いはさせたくない。

 

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最初と最後はこのテンプレに沿って書きました。

子供の頃、作文は好きだったけど読書感想文って 「面白かった以外に何書きゃいいんだよウゼえ」って思ってて当然賞とったこともなかったんですけどこういう形で書けば良かったんですね。受賞作って大抵こういう形式らしいけど読んだことない。

そして「面白かった以外に何書きゃいいんだよウぜえ」って思ったけど大人になった今実体験と絡めた感想をよく書いている……。

 

stein.hatenablog.com

余談ですが叔父さんの神棚とサラダの話はこの電書編集の時にid:topisyuさんに話していて、公式にほっこり認定を受けています。*2

 

 編集しています。よかったら買ってね♡

 

よるくま

よるくま

 

今回は全然関係ない話書いてるけどこの絵本超良いのでまた後で別途感想書きます。

 

*1:ていうか、女中って。差別用語とか言われるし、リアルで言ってるのこれ以外に聞いたことない。まあもう母は68歳なので……。

*2:公式って一体なんなんだ